日立で果樹農家ら 中里リンゴ狩りPR

「味よし」来月も配布

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中里産リンゴを無料配布する果樹農家=JR日立駅前

日立市中里地区のリンゴをPRするため、JA常陸里川西特産果樹生産部会(海老根俊行部会長)は10日夕、JR日立駅前でリンゴの無料配布会を実施した。果樹農家は「中里へリンゴ狩りに来てください」と呼び掛けながら、同駅利用者にリンゴ計500個を手渡した。

無料配布会は2016年度に始まり、本年度で3年目。昨年度からは2回実施し、この日は中生(なかて)の「新世界」や「陽光」などの販売本格化に合わせ、各果樹農家が5品種を持ち寄り、マップなどとともに配布した。

午後5時半、同部会メンバーが「中里を知ってますか。山の奥の方ですよ」などと声を掛けながら配布を始め、約20分で用意した全量を配り終えた。

今年は夏の猛暑の影響がありながら、同部会は「まずまずの出来。味はいい」と胸を張る。海老根部会長は「無料配布を通じて中里のおいしいリンゴを知ってもらい、ぜひ果樹園に足を運んでほしい」と話した。

同市の地域おこし協力隊員として無料配布会を企画した市中山間地地域活性化専門員の与沢友貴子さんは「昨年度は配布会をきっかけにお客が増えるなど、反響があった。3年目はずいぶん定着してきたと感じる」と笑顔を見せた。

主力の「ふじ」が本番を迎える11月14日にも同駅前で2回目の配布会を行う予定。中里産リンゴは12月中旬まで楽しめる。

同部会のリンゴ農家は22軒。中里地区は山間部で傾斜地が多く、それぞれの規模は大きくない。生産者の高齢化も進む。市は15年度から中山間地域果樹産地育成事業に取り組み、「日立中里フルーツ街道」の名称でロゴマークを作成するなど、中里産果物のブランド化を図っている。(川崎勉)