改修中のSカミオカンデ実験装置解説 中畑教授が工程語る

 岐阜県飛騨市神岡町の素粒子観測装置「スーパーカミオカンデ(SK)」の実験代表者で東京大宇宙線研究所の中畑雅行教授(59)が13日、岐阜新聞本社で開かれた「サイエンスカフェin岐阜市」で大規模改修中の実験装置について解説した。約35人の参加者が興味深く聞き入った。

 SKは今年6月から本格的な改修工事に入っている。中畑教授はタンクの水を抜いている状況や光センサーの交換など、各工程の写真を示して経過を詳しく解説。来年1月ごろに開始予定の新たな観測に向けた展望なども語った。

 質疑では、観測の仕組みや素粒子「ニュートリノ」の性質など、中高生を中心に中畑教授を質問攻めに。中畑教授は「多くの質問と答えを皆さんと共有できた。SKへの関心の高さを感じた」と話していた。

 物理学者になるのが夢という岐阜高1年生(15)は「最先端の研究をしている人から詳しい話を直接聞けて面白かった」と話していた。

 サイエンスカフェは、東京大宇宙線研究所神岡宇宙素粒子研究施設と岐阜新聞社の共催。講演内容は11月上旬に本紙で詳報する。

中畑雅行教授の話に聞き入る参加者=13日午後、岐阜新聞本社

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