徳島商・川島、四国大会出場決める 県高校野球秋季大会

 第71回徳島県高校野球秋季大会第7日は13日、鳴門オロナミンC球場で準決勝2試合が行われ、徳島商、川島が決勝へ進むとともに秋季四国地区大会への出場を決めた。徳島商は6年ぶり30度目、川島は4年ぶり4度目。徳島商は延長十回、3―2で富岡西に競り勝ち、川島は6―2で池田を退けた。最終日の14日は同球場で午前10時から3位決定戦を行い、四国大会出場校が出そろう。決勝は午後1時開始予定。秋季四国地区大会は27日に香川県のレクザムスタジアム、レクザムボールパーク丸亀の両球場で開幕する。

 下位打線最後に奮起 徳島商

 延長十回、8番山本が初球を振り抜くと、打球がセンター前へ抜け、決勝点が生まれた。山本は「村田が粘ってくれていた。絶対(走者を)かえしたかった」。172球を投げ抜いた村田の力投を勝利につなげることができ、頬を緩めた。

 九回を終えて2点ずつを取り合い、放った安打も7本ずつとがっぷり四つの緊迫した展開。延長で徳島商の下位打線が奮起した。十回の先頭、6番三宅は「1本出れば雰囲気が変わる」と左中間深くへ二塁打を放って出塁。続く小谷、山本の連打を呼び込んだ。

 今大会は湿りがちだった下位打線の3連打でチームは4試合連続の2桁安打を記録。好調な打線の背景には、引退した3年生によるバックアップがある。練習で打撃投手や捕手をしてもらい、三宅は「一つ一つのアドバイスが頼りになる」。2試合連続で好投手を攻略できたのは、生きた球を打ち、実戦感覚を磨いた結果でもある。

 振れていた上位打線に加え、下位打線も結果を残し、攻撃の勢いは増しそうだ。12年ぶりの秋の頂点へ向け、先制打を含む3安打の西森は「次も打撃でチームの勝利に貢献する」と決意を語った。

 堅守で流れつかむ 川島

 接戦を勝ち抜いてきた川島の粘り強さは準決勝でも健在だった。「守りからリズムをつくる」。合言葉通り、序盤のピンチをしのいで直後に先制点を奪うと、その後は反撃を許さず逃げ切った。

 先発の細谷は立ち上がりに力みからやや制球が乱れ、一回は1死満塁、二回は無死満塁のピンチを迎えた。それでも低めを丁寧に突き、バックも併殺を取るなど堅守でしのいだ。池田打線の強打を封じ、リードした浪越は「投手を信じて配球した。内外角をプラン通りに攻められた」。

 直後の無死満塁の好機には、蔵山が3試合連続の適時打を放ち先制。この試合まで1安打だった三木も適時二塁打で流れをたぐり寄せた。三木は「上からたたけるように練習してきた」と成果を喜び、蔵山は「みんなが回してくれた。慌てずいつも通りやろうと心掛けた」と振り返った。

 部員は15人と少なく、飛び抜けた選手もいないが、8月の新人ブロック大会の初戦敗退から全員が役割を理解して練習をこなし、四国大会出場へと結び付けた。選手たちは「1位で四国へ行く」と決勝戦へ引き締め直した。

富岡西対徳島商 10回、徳島商1死一、三塁、山本の中前打で3―2と勝ち越す=鳴門オロナミンC球場
川島対池田 7回、川島1死満塁、三木の中犠飛で6-1とする

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