真備の子どもら柔道稽古を再開

 西日本豪雨で練習場を失った倉敷市の真備町柔道スポーツ少年団に道場を提供するとともに、署員が一緒に稽古する「玉島署真備地区支援柔道スポーツ少年団」が13日、結成された。団員の半数以上が被災し厳しい環境が続く中、新しい拠点で元気に汗を流した。

 真備町柔道スポーツ少年団は、活動拠点とする真備柔剣道場(同町箭田)と真備東中(同町辻田)がいずれも浸水被害に遭った。被災後は矢掛町内の施設を借りて稽古に励んでいたが、十分に場所を確保できない上、参加する団員も減っていた。

 同少年団の役員を玉島署員が務めていることから、同署が道場を提供することで子どもたちを支援しようと、新たな少年団の発足が決まった。

 同署で行われた結成式では、幼児から高校生までの団員と署員約30人を前に、中村道範署長が「苦しいときもあると思うが自分に負けずに頑張ろう」とあいさつ。自宅が浸水した川辺小6年の山岡千奈主将(12)が「また稽古ができるようになりうれしい。しっかり励みます」と決意を述べた。

 式後は早速合同稽古に入り、子どもたちは掛け声とともに署員相手に打ち込みをしたり、寝技の流れを確認したりした。今後も原則土曜に練習する。

 新少年団の森永竜之代表補佐(46)は「練習ができずみんな寂しい思いをした。感謝を忘れず、前向きに楽しく活動していきたい」と話した。

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