上位進出に向け、大きな勝ち星をつかむ

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 熱戦が続いている関東大学リーグ戦(リーグ戦)。7勝7敗で6位につけている早大は、現在4位の専大と対戦した。リーグ戦1巡目では56-59で惜敗しており、相手の大型留学生を守り切れるかが勝負を決めるこの試合。前半は、ディフェンスからリズムをつくる早大のバスケットが上手くはまり、14点のリードを奪う。しかし、後半にはじわじわと点差を詰められ、一時は1点差まで追いつかれてしまう。それでも、苦しい時間帯にスリーポイントを連続で決めた早大に軍配が上がり、8勝7敗と勝ち越しに成功した。

 まるで大東大戦の鬱憤を晴らすような前半だった。今リーグ戦では、前半に大きなビハインドを負いながらも後半に逆転勝ちを収める試合展開が多かったものの、この日は前半から思い切りの良いプレーが続出する。第1クオーター(Q)には、大型留学生相手にC小室悠太郎(社2=石川・北陸学院)が果敢に1対1を挑み、バスケットカウントを獲得。長身選手相手にも決して屈しない強気なプレーでチームを鼓舞する。また、第1Q終了間際にはG柳川幹也(スポ2=京都・洛南)がブザービートのスリーポイントを沈め、早大陣営を大いに沸かせた。第2Qに入っても、早大の勢いはとどまるところを知らない。序盤からG森定隼吾(商4=岡山・倉敷青陵)、小室、柳川が3連続でスリーポイントを決めて相手を突き放していく。また守備面においては、相手の大型留学生にボールが入るとダブルチームを仕掛けてミスを誘う場面も。相手の得点源を封じ込める早大らしいディフェンスで、50-36と大きくリードを奪って前半を終えた。

久々の試合出場でチームの勝利に貢献した柳川

 第3Qに入ると、あれよあれよと点差を詰められてしまう。ミスから失点を重ね、14点あった点差が6分間でいつしか1点差に。しかし、C宮本一樹(スポ1=神奈川・桐光学園)を中心にフリーで放つスリーポイントが面白いように決まり、再びリードを奪う。何としても勝ちきりたい第4Q。森定が2枚のブロックをかいくぐってレイアップシュートを決めるなど気迫のこもったプレーを見せるが、相手はタレント揃いの専大。多彩なプレーから得点を決められ、再び75-73と2点差まで追い詰められてしまう。ここで、小室が意地のスリーポイントを2本決め、勝利への執念を見せる。「気持ちよく(スリーポイントを)打つことができた」(小室)。前節の大東大戦とは打って変わって、外角シュートを確率よく沈めた早大。最後に相手に3点を返されたものの、奪ったリードを必死に守り切り、81-78で熱戦を制した。

勝利を決定づけるスリーポイントを放った小室

 1本のフリースローが運命を分けるような白熱した試合を制した早大。シュートの決定力で専大を上回り、実に3試合ぶりの嬉しい白星を手にした。次節は、リーグ戦1巡目で79-69と10点差をつけて勝利している白鷗大戦。上位につけるためには決して負けられない一戦になる。きょうの前半のような攻守を展開すれば、おのずと勝利は見えてくるはずだ。ベスト4に向けて、ここで連勝して勢いに乗りたい。

(記事 下長根沙羅、写真 小林理沙子、阿部かれん)

第94回関東大学リーグ戦 10月13日(vs専大)

   1Q 2Q 3Q 4Q 合計

早大

23 27 16 15 81