青森市議選まで1週間 39人が出馬意向

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 任期満了に伴う青森市議選(21日告示、28日投開票)は告示まで1週間となった。現時点で東奥日報紙取材に、立候補の意思を示しているのは39人。うち現職は29人で議員定数の35を下回っており、有利ともされる。これに対して新人らがどう食い込むかが、今選挙戦の一つの焦点となる。

 立候補予定者で新人は6人、元職は4人。新人のうち3人は引退する現職市議の後継候補で、赤平勇人氏(28)、万徳なお子氏(55)の2人が共産党公認、蛯名和子氏(65)が社民党公認で出馬する。

 残る新人3人はそれぞれ多様な経歴を持っている。

 岡田実穂氏(34)は女性同性愛者であることを公表しており、性的少数者(LGBT)や社会的弱者の支援に関する考え方が一致した社民党の推薦を受けた。以前から性暴力被害者支援活動で交流がある田名部匡代参院議員(国民民主党)も「個人的な友人」としつつ、一緒につじ立ちするなど支援している。

 田名部氏のこうした政党を超えた動きに、政界関係者からは「来年の参院選での野党共闘に向けた足場固めでは」との見方も出ている。

 竹内優史氏(45)は、2人の元衆院議員の秘書を務めた経歴がある。ただ、特定の政党の公認や推薦は受けず、草の根選挙を展開する方針だ。現職3人が出馬する激戦の新城地区だが、知人らを頼りに支持拡大を狙う。

 フリーランスでスマートフォンのアプリ開発などを手掛けている山崎翔一氏(28)は、立候補予定者の中で最年少の一人。街頭活動よりも、ツイッターやLINEなどの会員制交流サイト(SNS)を中心とした情報発信に力を入れる。

 新人について、ある現職市議は「どう動いているのかがよく見えない。油断していると票を取られるという危機感がある。楽な戦いとは思っていない」と気を引き締めている。一方、複数の立候補予定者は「市議選自体が盛り上がりを欠いている。投票率が低ければ、現職に有利に働くのではないか」と話している。
 

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