マツダ、車両運動制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス」を開発、搭載

マイナーチェンジするマツダ CX-5に搭載し、順次すべての車両に採用する予定の新世代車両運動制御技術「G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)」作動イメージ

 マツダは、新世代車両運動制御技術「スカイアクティブ・ビークルダイナミクス(SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS)」の第2弾として、「G-ベクタリング コントロール プラス (G-Vectoring Control Plus/GVC Plus)」を開発した。日本市場において予約受注を開始する「マツダ CX-5」マイナーチェンジ・モデルから順次、「GVC Plus」をすべての商品に搭載する予定だ。

 2016年に発表した「SKYACTIV-VEHICLE DYNAMICS」の第1弾だった「G-ベクタリング コントロール(G-Vectoring Control/GVC)」は、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを変化させることで、車両の横方向と前後方向の加速度(G)を統合的にコントロールし、四輪への接地荷重を最適化してスムーズで効率的な車両挙動を実現する世界初の制御技術だった。

 今回、第2弾となる「GVC Plus」では、新たにブレーキによる車両姿勢安定化制御(直接ヨーモーメント制御)を追加することで、より高い安定化効果を実現しているのが特徴だ。旋回中のドライバーのハンドル戻し操作に応じて外輪をわずかに制動し、車両を直進状態へ戻すための復元モーメントを与えることで安定性を向上。ヨー、ロール、ピッチの各回転運動のつながりを高い旋回Gの領域まで一貫させ、素早いステアリング操作に対する車両の追従性を高めるとともに、挙動の収束性を大幅に改善する。

 これにより、緊急時の危険回避能力を高めるとともに、高速走行時の車線変更や、雪道など滑りやすい路面環境においても、人間にとって制御しやすく、より安心感の高い動きを提供する。

 マツダは今後も、日常のあらゆるドライビングシーンを想定し、「人間中心」の開発哲学により、クルマと人の一体感が感じられ、ドライバーも同乗者も安心して乗ることができる「走る歓び」を追求していくとしている。(編集担当:吉田恒)

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