白狐が妙技 「竹ン芸」 長崎・若宮稲荷神社、きょうまで

 五穀豊穣(ほうじょう)などを願う伝統芸能で、国の無形民俗文化財「竹ン芸」が14日、長崎市伊良林2丁目の若宮稲荷神社で奉納された。
 午後2時からの奉納では、3~10歳の3人が「子狐(こぎつね)」として登場。左手と左足を離す「大文字」など堂々とした演技で観客を魅了した。
 雌雄の白狐は光嶋雄二さん(41)と昌也さん(34)の兄弟が演じた。高さ約10メートルの竹の上で逆立ちしたり、竹を揺らして半身を宙に投げ出したりする妙技を次々披露。境内に歓声と拍手が響いた。15日正午、午後3時、同8時にも奉納する。

2匹の白狐が妙技を披露し見物客を沸かせた「竹ン芸」=長崎市、若宮稲荷神社

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