森きららの雄ライオン「アサヒ」20歳の誕生会

 長崎県佐世保市船越町の九十九島動植物園(森きらら)で14日、20歳になった雄のライオン「アサヒ」の誕生会が開かれた。
 アサヒは1998年10月10日、同園で飼育していた父リッキーと母ダイの間に生まれた。森きららによると、ライオンの寿命は15~20年といわれ、アサヒは人間で例えると90歳以上。高齢だが今でも食欲旺盛で、1日に鶏肉を4キロ食べるという。
 誕生会では、鶏肉や馬肉、キャットフードなど5種類の餌を別の箱に入れて用意。来園者はアサヒがどれを食べるのか、わくわくしながら見守った。最初に鶏肉の入った箱を壊して食べ始めると「すごい」「かっこいい」と歓声が上がった。アサヒはその後も次々と箱を壊し、馬肉と牛肉も平らげた。
 同市天神4丁目の宮園荘司さん(84)は「たくさんの人がお祝いに来ていて、人気者だと思った。“同世代”のアサヒに負けないように頑張りたい」と話した。

馬肉の入った箱を壊すアサヒ=佐世保市、森きらら

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