カレー食べ歩き楽しんで 武蔵小杉駅周辺でフェス

 地域住民やカレー愛好家から好評のイベント「コスギカレーフェス2018」が15日から、川崎市中原区の武蔵小杉駅周辺を中心に始まった。今年で4回目。同フェスティバルで代表を務める奥村佑子さん(37)は、だれもが好きなカレーで、人と街との交流を促したいと意気込む。

 15日開始のスタンプラリーの参加店舗は過去最多の25店舗に拡大。エリアも従来の武蔵小杉や新丸子に加え、元住吉駅周辺まで広がった。31日まで、該当メニューを食べて集めたスタンプに応じて賞品と交換できる。

 21日には東急東横線武蔵小杉駅前広場のこすぎコアパークで「コスギカレーEXPO」(午前11時~午後7時)を開催。10店舗の人気カレーを味わうことができるほか、「川崎純情小町☆」らのステージイベントも行われる。

 子どものころからカレーの食べ歩きが好きだったという奥村さんは2011年に武蔵小杉で「KOSUGI CURRY」の移動販売を開始。移動販売用の人力の三輪車を駆って、街を巡りながらカレーを通して広がる人や街との出会いに胸をときめかせた。12年には店舗営業もスタートした。

 NPO法人「小杉駅周辺エリアマネジメント」の理事に就き、15年に始まった同フェスのプロデュースを初回から手掛けている。今でも、イベントでは1日に15食分のカレー関連商品を平らげるという奥村さんは、フェスで一つでも多くの店舗に足を運んでもらいたいとの思いから、参加店舗にハーフサイズメニューや特別メニューの用意をお願いして回った。「地域の面白い人や場所に、カレーを通して興味を持ってほしい。店側にとっても新たなお客さまと出会うチャンス」と相乗効果を期待する。

「コスギカレーフェス2018」への来場を呼び掛ける奥村佑子さん=川崎市中原区の「KOSUGI CURRY」

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