大型クルーズ船に対応 21メートル延伸、係留施設新設

長崎港松が枝岸壁 改良工事完了

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 大型クルーズ船の入港に対応するため、国土交通省が実施していた長崎港松が枝国際クルーズ船岸壁の改良工事が完了した。岸壁延長を21メートル延伸して全長381メートルとなり、船から張ったロープをつなぐドルフィン(係留施設)も2基を新設。16万トン級の船でも船首部や船尾部から複数方向に係船ロープを張ることが可能となり、安全性の向上が期待される。
 国交省長崎港湾・空港整備事務所によると、2015年度の補正予算で事業化し、総事業費は11億4700万円。延伸部には接岸時の衝撃を和らげる防舷材を設置したほか、水深を12メートルまでしゅんせつ。ドルフィンは岸壁南側に設けた。
 これまで長崎港では、船首部から岸壁前方に張るロープと船尾部から岸壁後方に張るロープに対応する設備が1カ所ずつしかなかった。今回の工事で前方、後方とも2カ所ずつ対応できるようになり、強風時などでも安定した状態で係留ができるようになる。
 長崎港の17年のクルーズ船入港数は267回で全国2位。大型船の入港も増えており、同事務所は「長崎港の競争力向上に寄与できると期待したい」としている。

大型のクルーズ船に対応するため、新たに設けたドルフィン=長崎港松が枝岸壁