民間企業と磁性材料の共同研究、物材機構が検討

 物質・材料研究機構の橋本和仁理事長は15日、「マテリアルズ・オープン・プラットフォーム(MOP)」と呼ぶ枠組みを利用した民間企業との共同研究を磁性材料分野でも検討していることを明らかにした。同日都内で開いた学術シンポジウムで挨拶し「磁性材料分野でも近い将来立ち上げたい」と述べた。MOPは、物材機構を拠点に複数企業が共通の基礎研究課題に取り組むもので、昨年は鉄鋼業、化学業界を対象としたMOPを構築。鉄鋼のMOPには新日鉄住金、JFEスチール、神戸製鋼所の高炉3社が参画している。

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