浦安鉄鋼団地協組、「ゆ~ゆ~カーニバル」に3万人 鉄のワークショップ、工場見学など大盛況

 浦安鉄鋼団地協同組合(理事長・湊義明野村鋼機社長)が主催し、その下部組織U―ing(代表幹事・出口忠誠三誠商會社長)が実行委員会を務める恒例の「ゆ~ゆ~カーニバル」が14日、浦安鉄鋼団地で開催され、地域住民など約3万人が会場を訪れた。

 鉄鋼団地の従業員・家族や、周辺住民との交流の場として1995年に第1回を開催して以来ほぼ隔年で行われている。

 心配された雨も開会前に上がり、まずまずの天候に恵まれた。湊理事長が「肌寒さを皆さんの熱気で吹き飛ばしてほしい」と挨拶。出口代表幹事が「一人一人が〝おもてなし〟の心で来場者を迎えよう」と呼び掛け開会した。

 12回目となる今回は、来年のラグビーW杯、再来年の東京五輪開催などに因んで「スポーツ」がテーマ。キックターゲットやフリースローバスケットなどのアトラクションのほか、オリンピック柔道金メダリストの吉田秀彦氏による柔道教室も開催された。

 また前回好評だったスプーンやS字フックなどの日用品を素材から製作する「鉄のワークショップ」も催され、「鉄の工場見学」では東洋鋼鉄で鋼板ブランキングプレス加工を見学。多くの家族連れで賑わい、大盛況だった。恒例イベントや組合員らによる飲食コーナー、物品販売にも至る所で長蛇の列。多くの来場者と関係者らの尽力で、会場は終始熱気に包まれた。

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