【台湾プロ野球】侍ジャパンとの交流戦 台湾の大王・王柏融は出場せず

 10月15日、台湾では11月7日に福岡で侍ジャパンと対戦する台湾プロ野球選抜のメンバーが発表された。予定通り24人の選手で構成され、今季、前後期完全優勝を果たしたラミゴモンキーズからも選手が参加するが、その中に王柏融(ワン・ボーロン)の名前はなかった。

  台湾現地の報道によると王は当初、参加の意向をみせていたが故障のためにメンバー入りを見送ったという。ラミゴは10月27日から台湾シリーズを控えており、彼の力が必要不可欠となる。昨年、則本昂大(東北楽天)から放った本塁打により大きな注目を浴びている彼を再び福岡の地で見ることができない。

  2年連続打率4割という驚異的な成績で名を馳せた王は今季、チーム事情によりセンターを守る機会が多かった。本来ならばレフトだが不慣れなポジションで守備の負担もあったのか打撃成績は前年よりも下降し打率.351 17本塁打 84打点の成績に終わった。それでも打率が3割5分をキープしたことから実力は確かといえるだろう。

  来たる侍ジャパンとの試合には出場しないが、来季は本人も日本行きを熱望しているとのことで日本球界で彼の打棒を見ることができるかもしれない。果たして台湾の大王の決断はいかに。

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