ウルグアイ代表、歴代「クールな7つのユニフォーム」はこれ!

本日、日本代表と対戦するウルグアイ代表。2014年9月5日、札幌ドームで行われたキリンチャレンジカップ以来の来日となった。

ここでは、そのウルグアイ代表の歴代ユニフォームの中から、7つのカッコいいユニフォームを選出。さっそく見てみよう。

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Uruguay 1990 Puma Home

まず最初は、ベスト16入りを果たした1990年イタリアW杯で着用したPuma製ホームキットから。ラップオーバーのVネックに、濃淡をつけたブルーのストライプがシンプルでオシャレなユニフォームだ。

エンツォ・フランチェスコリのようなスリムな選手にも、ルベン・ソサ(下)のようなガッチリした体型の選手にも良く合うデザインだった。

今ではシンプルにキャットロゴのみを配するPumaだが、当時はまだブランド名もセットだった。

Uruguay 2002 L-Sporto Home

2002年の日韓ワールドカップで使われたホームキット。キットサプライヤーについての謎が多く、ユニ・マニアにとってはいまだに色々な意味でスッキリしないユニフォームだ。

なお、キットの製造元はウルグアイのTenfieldという企業だが、2002年W杯においてはL-Sporto製として認知されている。

胸元の編み上げに特徴があるクラシック・スタイル。これはウルグアイ代表が優勝した、1930年の第1回ワールドカップで着用したキットのデザインがベース。

W杯ともなると、大手メーカーにとっては最先端の技術とデザインを発表する絶好の“見本市”。そんな中で、このクラッシーなデザインはひと際目を引いた。実際、レプリカユニフォームもユニ・マニアの間では大人気に。

謎を呼んだ2002W杯でのメーカーロゴ隠し問題。初戦のデンマーク代表戦ではメーカーロゴ入りだったが…。

第2戦以降は隠してしまった。この理由については、メーカーとウルグアイサッカー協会との間に問題が発生したなど諸説あるが、その理由は明かされていない(この問題については、書きだすと長くなるので割愛)。

Uruguay 2005 Uhlsport Home

サプライヤーがUhlsportに変わって2代目のキットだが、ウルグアイ人にとっては苦い思い出が脳裏を過るかもしれない。

2006年W杯南米予選を5位で終えたため、出場権を懸けてオーストラリア代表とホーム&アウェイ方式で大陸間プレーオフを実施。2戦合計が1-1となり、最後はPK戦の末に敗れている。

2004年からUhlsport製のキットを着用し、後継の2006年モデルを最後に契約は終了。同じ2006年からはPumaとのパートナーシップが復活となる。

シンプルでクラシックなデザインが多いウルグアイ代表ユニフォームの中で、モダンな部類に入るこのキット。いくつもの生地をつなぎ合わせているため、各部の縫製ラインが一種のデザインと化している。どことなく当時のKappa製キットに似た雰囲気。

Uruguay 2008 Puma Away

今回の企画で唯一選出のアウェイキットは、2010W杯南米予選などで使われた真紅の2008年モデル。最近は見かけなくなったが、1990年代や2000年代は赤いアウェイキットが珍しくなかった。

余計な装飾を削ぎ落した、シンプルでクラシックなスタイル。やや光沢がある生地で、全体のフォルムも美しいキットだった。ソックスのデザインも独特で印象に残る。

2008年モデルからエンブレムはデザインをマイナーチェンジ。それまでは上部に飾られていた4個の星を、盾形のエンブレムの中に収めている。

ちょっと見にくいが、襟部分には“URUGUAY”をレタリング。背番号のフォントデザインは、シンプルながら存在感があった。

Uruguay 2010 Puma Home

2010年W杯や2011年のコパ・アメリカで着用したホームキット。W杯では4位という大きな結果を残し、翌年に行われたコパ・アメリカでは優勝と、近年では最も成功したチームのユニフォームとなった。

シャツ全体には、2006年モデル以来の再登場となった「5月の太陽」のシルエットを散りばめている。

パンツとソックスは基本的にブラックを着用していたが。この画像(ドイツ代表とのW杯3位決定戦)のようにブルーは珍しい。

襟の裏側には国旗カラーという“見えないオシャレ”だったが、カバーニやカセレスのように襟を立てていた選手は、思い切り見えていた。また、襟が邪魔な存在だったのか、内側に折り込んで(もしくはカットして)着ていた選手も。

Uruguay 2012 Puma Home

2014W杯南米予選などで着用したホームキット。予選を5位で終えたウルグアイ代表は、ヨルダン代表との大陸間プレーオフを制して出場権を獲得した。

ソックスにストライプが戻り、全体的にクラシックさが復活したデザイン。シャツにはエンボスでストライプをあしらっている。

最大の特徴は、右肩にエンボスでプリントした「5月の太陽」。2010年モデルではシルエットのみだったが、このキットではその表情まで再現されている。

「5月の太陽」とは、言うなれば自由の象徴。ウルグアイの国旗や国章にも描かれている同国のシンボルだ。

こちらは2012年のロンドン五輪で着用したキット。規定に従い、エンブレムはデザインを変更。右肩の「5月の太陽」は外されている。

Uruguay 2013 Puma Confederations Cup

最後は2013年のコンフェデ杯で着用した特別デザインのユニフォームをご紹介。この大会は3位決定戦でイタリア代表に敗れ、4位に終わっている。

ユニ・マニアなら2002年W杯モデルを思い出したであろう、編み上げスタイルのクラシックなキット。これは1924年のパリ五輪で優勝したチームのキットにインスパイアされたデザイン。

シャツの質感やエンブレムの素材などが、通常のユニフォームとは大きく異なった。

胸元は“なんちゃって編み上げ”なのだが、本当の編み上げだと、紐がブラブラしたり顔に当たったりして嫌がられることもあるので、このような「デザインのみ」の方が選手も使いやすいかもしれない。

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