京都の魅力いっぱい「のれん市」長崎・浜屋

 京都の食や工芸品を集めた「古都錦秋 京都歴代のれん市」が17日から、長崎市浜町の浜屋百貨店で始まる。23日まで。「2018京都・ミスきもの」の谷村栞里さん(20)らが16日、長崎新聞社を訪れPRした。
 京都府物産協会(京都のれん会)と府が共催し、56社が出展する。このうち初出展の「中村ローソク」は、会場で職人がろうそくに花などの絵を描き入れる。谷村さんは「地元でも職人の巧みな技を身近で見る機会は少ない」と薦める。40回目の節目を記念した数量限定の特別企画品として、鹿の子絞りのテディベアや秋の行楽弁当なども並ぶ。
 京都は今年、地震や大雨の影響を受けた。もともと中心部に観光客が集中し、周辺部は認知度が低いという。府は「もうひとつの京都」をテーマに売り込み、のれん市会場では仮想現実(VR)体験を通して魅力を伝える。宇治市の鵜匠(うしょう)、澤木万理子さんは「皆さんが知らない魅力がいっぱいある。ぜひ足を延ばして」と呼び掛けた。

京都歴代のれん市をPRする「2018京都・ミスきもの」の谷村さん(右)と鵜匠の澤木さん=長崎新聞社

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