【NLCS】延長13回の熱戦 ドジャースが2勝2敗のタイに

【ブリュワーズ1-2xドジャース(延長13回)】@ドジャー・スタジアム

1対1の同点のまま延長13回までもつれたナ・リーグのリーグ優勝決定シリーズ第4戦は、13回裏二死2塁のチャンスでコディ・ベリンジャーがライトへのヒットを放ち、二塁走者のマニー・マチャドが生還。劇的なサヨナラ勝ちで、シリーズの対戦成績を2勝2敗のタイとした。

ブリュワーズがジオ・ゴンザレス、ドジャースがリッチ・ヒルの先発で始まった一戦は、1回裏にドジャースが2つの四死球で二死1・2塁のチャンスを作り、5番に起用されたブライアン・ドージャーのタイムリーで先制。ブリュワーズは2回裏にゴンザレスが負傷降板するアクシデントがあり、2番手のフレディ・ペラルタは二死満塁のピンチを招いたものの、マックス・マンシーを見逃し三振に仕留めて無失点で切り抜けた。

5回表、1点を追うブリュワーズは一死からオーランド・アルシアがセンター前ヒットで出塁し、ペラルタの代打として登場したドミンゴ・サンタナのタイムリー二塁打で同点。その後は両軍リリーフ陣の頑張りによりなかなか勝ち越し点が生まれず、7回表に3番手としてマウンドに上がったドジャースの前田健太は、マニー・ピーニャに二塁打を浴びたあと、アルシアをレフトフライに打ち取って登板を終えた。

試合は1対1のまま延長戦に突入し、10回裏にはショートゴロを打ったマチャドが一塁ベース上でヘスス・アギラーと接触して乱闘騒ぎに。ドジャースは13回表にブルペンに残った最後の投手であるフリオ・ウリアスを投入してブリュワーズ打線を無失点に抑え、ブリュワーズは4イニング目に突入したジュニア・ゲラが13回裏にマチャドのヒットと自身の暴投により二死2塁のピンチを招き、試合はベリンジャーのサヨナラタイムリーで決着した。なお、ブリュワーズ投手陣が記録した1試合17奪三振はポストシーズン新記録。ドジャース投手陣も15三振を奪っており、両軍投手陣の好投による緊迫した一戦をドジャースが制してシリーズの対戦成績を2勝2敗のタイに持ち込んだ。

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