国内最大規模の安全衛生保護具・機器などの展示会「緑十字(りょくじゅうじ)展」が17日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区のパシフィコ横浜展示ホールDで始まった。仮想現実(VR)で作業事故を体感できるなど最先端技術を活用した機器や、安全性やファッション性を高めた作業用具が関心を集めていた。19日まで。入場無料。
51回目の展示会は中央労働災害防止協会の主催。毎年、全国産業安全衛生大会と同時に全国各地で開催している。横浜では25年ぶりで、過去最大の168社・機関・団体が出展した。
実際に起きたさまざまな作業事故を体感できるVR機器の展示ブースでは、来場者が実際にヘッドホンやディスプレーを装着して体験。同協会の担当者は「危険体験が少ない若年労働者の安全教育に有効」と話していた。
会場では、来年2月から使用が義務化されるフルハーネス(複数ベルト)型の墜落制止用器具を展示する企業が目立った。ファッション性の高い安全靴や保護眼鏡、作業服も展示され、華やかさを醸し出していた。
問い合わせは、同協会イベント事業課電話03(3452)6402。