ツアー・オブ・広西2018で、新城幸也が4カ月ぶりにレース出場

地元、中国で唯一のワールドツアーライダー、メイイン・ワンと台湾のチュンカイ・フェン、そして日本の新城。チームバーレーン・メリダのアジア人ライダーが揃って出場している。Photo:Miwa IIJIMA

2018年10月16日〜21日の日程で中国南部の省、広西(グァンシー)を舞台に行われる6日間のUCIワールドツアー、ツアー・オブ・広西。昨年からUCIワールドツアーの最終戦として始まったこのツアーは、出場チームがUCIワールドツアー18チームのみ。

第1ステージはビーチリゾート地として栄える北海にせり出した小さな半島の海岸線を2周するほぼ平坦な107.4km。新城幸也(バーレーン・メリダ)にとっては8月にビンクバンク・ツアーの第1ステージ序盤で落車し、まともに走れていないため、実質4カ月ぶりのレースとなった。

チームは新城にスプリントを託し、位置取りをアシストしてくれたが、最後はピュアスプリンターたちのゴールスプリントに埋もれ、トップと同タイムの36位でレースを終えている。

チームでまとまって走るバーレーン・メリダ。なぜか''への字口''の新城。 Photo:Miwa IIJIMA

新城幸也のコメント:
「スプリントをしようとしたが、脚がなかった(力が足りなかった)。残り2kmでフェンがFDJの列車(スプリントにそなるチームの隊列)まで連れて行ってくれてありがたかった。

4カ月ぶりのレースをまずは無事に走れたのは嬉しいです。シーズン最後のレースになってしまいましたが、明日からどんどん調子を上げて 、全力ですべてを出し切ります 。」

【text&photo:Miwa IIJIMA】

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