『Evening Standard』は17日、「モナコの監督に就任したティエリ・アンリは、ジョゼップ・グアルディオラが手本だと語った」と報じた。
今週ついに指導者として初めてプロクラブの監督を務めることが決定したアンリ。解説者としての多額の給与を捨ててまで挑んだキャリアのスタートは、自身が選手としてデビューしたモナコになった。
彼は任命以来初めての記者会見に臨み、自分の指導のリファレンスはバルセロナ時代のジョゼップ・グアルディオラであると話したという。
ティエリ・アンリ 「ペップ(グアルディオラ)はお手本だ。私にとってね。間違っているところがあるとしてもだ。
バルセロナに行った時、私は試合をどうプレーするかということを学んだ。彼の下でね。
ペップとともにいることで、試合について話せる。彼は眠ることなく試合について話す。こちらが眠り始めても話している。
彼の発明は試合での有利さをもたらす。私は近くでそれを見てきた。
誰もが他の人から学ぶ。駆り立ててくれる誰かがいる。しかしまた、自分自身の何かをそれに混ぜ込んでいく必要もあるんだ。 これまでともに働いてきた監督について話せば、彼ら全員から多くのことを学んできたよ。
私とうまくやっていたか、あるいは時に間違ったことをしていたかにかかわらずね。そして、うまくいかない時こそ最も学びを得られるタイミングなんだ。
アーセン・ヴェンゲルについて話すならば、彼は私の心を開いてくれた人物だ。プロフェッショナルとは何であるかということを理解させてくれた。何をやるべきなのか。
私はそれを忘れることはないだろう。彼と私との関係は誰もが知っているもので、アーセンのやっていたことの一部をいつも心の中で持ち歩くだろう。
フランスでは、アーセン以外にも多くの人々が私を駆り立ててくれたよ」
(なぜモナコに?)
「オファーが来たときには、とても論理的になっていたよ。私がロンドンのクラブと強い関係を持っていることはみんな知っているだろう。
しかし、ここは私がキャリアを始めた場所だ。心の中の大きな部分を、このクラブが占めているんだ。
もう一度ここに戻って始められれば、それは夢の実現だ。ウソはつかないよ。
ここでの仕事は数多い。それは予想できる。しかし、ここに戻ってこられた幸せのほうが大きいよ」