日綜産業・法面事業部、現場実績2倍目指す ロックボルト工事用構台システム普及

 日綜産業(東京都中央区、社長・小野大氏)は、新発売した「ロックボルト工事用構台システム」の実績拡大を図り、法面事業部(事業部長・今野宏昭執行取締役)全体の現場実績を、現状の2倍となる年間300現場に引き上げたい考え。迅速な組立・解体作業と、番線の不使用による廃棄物の削減で、工期短縮、トータルコストが低減する長所をPRし、業容拡大を目指す。「ロックボルト工事用構台システム」は、今年度から本格販売を開始した新製品。足場組立専門の鉞組と共同開発したもので、従来商品「法面作業構台マルチアングル工法」を改良した。

 傾斜地法面のアンカー工事やボーリング工事で使用する重量機材の積載に適したユニット足場で、単管・クランプを使わず、専用部材で短施工が図れ、熟練作業が不要になる。また、最大スパン(支柱間隔)3メートルと作業現場を広く使用することができる。

 現在、国内の15現場で採用されており、今後システム部材の生産を増やしてレンタルおよび販売で対応する。

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