姉妹都市の絆、北海道の元気発信 奥州のまつりに出店へ

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姉妹都市厚真町からの出店に感謝し、祭りの打ち合わせをする千葉浩樹さん(左)と坂田雄一係長=奥州市前沢総合支所

 奥州市で20、21日に開催する奥州前沢文化と産業まつりに、今年も姉妹都市・北海道厚真(あつま)町が出店する。同町観光協会の職員が訪れて人気の農海産物を販売。北海道胆振(いぶり)東部地震の影響で例年より規模縮小を余儀なくされるが「厚真の元気を発信したい」と、復興への思いを込める。

 まつりは前沢芸術祭と商工まつり(両実行委主催)で構成。会場の同市前沢字七日町裏の前沢ふれあいセンターは作品展示や出店、キッチンカー、バザーなどでにぎわう。

 同町観光協会によると、ジンギスカンの販売店が停電で一時休業したが復旧し、例年通り販売が可能。海産物もホッケ、サンマ、ニシンの干物を中心にそろえる。一方、加工場の被災で特産の果実「ハスカップ」を使ったジャムなどは出せない。人手確保が難しく、今年唯一訪れる原祐二事務局長(48)は「岩手から多くの支援をいただいた。例年通りの形は取れないが、厚真が元の姿を取り戻しつつあることを伝えたい」と意気込む。