“台湾の大王”王柏融のポスティングを米メディア伝える 「最終的にMLB」

台湾・ラミゴに所属している王柏融【写真:Getty Images】

2016年から2年連続で打率4割を達成したラミゴモンキーズの王柏融外野手

 2016年、17年シーズンに2年連続4割を打ち、16年シーズンには3冠王にも輝いた台湾・ラミゴモンキーズの王柏融外野手。今オフにポスティングシステムを利用し海外移籍することが濃厚となっているが、米メディアも大きく報じている。

 台湾球界最高峰の打者とも評される“台湾の大王”の動向に注目したのは米最大の移籍情報サイト「MLBトレード・ルーマーズ」だった。「ラミーゴ・モンキーズがワン・ボーロンをポスティングする」と見出しを付け、王柏融が台湾球界で初のポスティング制度を利用することを伝えている。

 記事では今シーズンの成績を紹介。打者有利の台湾リーグでも打率.351、出塁率.446、長打率.547と驚異的な成績を残していることに言及し「ワンが最終的にメジャーリーグでプレーすることになり得る根拠がある。スン・ミン・キム(韓国人記者)によると、MLBのスカウトたちは既に視察済みで、彼なら将来、左翼手もしくは右翼手として最高峰のレベルでプレーするかもしれない、と考えている者も中にはいる」とメジャー球団も注目していることを紹介している。

 また、日本球界も王柏融に注目しており入札するの可能性があることを指摘し「当然ながら、彼が更に腕に磨きをかけるために、まずは日本でプレーすると言うことも十分にあり得ることだ」とレポートしている。

 日本の球団ではロッテ、オリックス、阪神、西武、巨人など多くの球団が興味を示している。(Full-Count編集部)

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