インドに「ものづくり学校」、アーレスティが開校 日系企業の人材育成へ

 アーレスティは18日、インドに開校した日本式ものづくり学校が、経済産業省の「日本式ものづくり学校(JIM)」に認定されたと発表した。同日、経済産業省で開かれた認定式ではチノイ駐日インド大使の立ち会いの下、同社の高橋新一常務に認定証が授与された。

 日本式ものづくり学校は、2016年11月に経済産業省とインド技能開発・起業省(MSDE)によって合意された「ものづくり技能移転推進プログラム」の一環として実施したもの。インドの製造業の発展、日系企業の製造現場で中核を担う人材の育成を目的としている。今回は今夏以降に開校および開校を予定している企業として、同社や豊田通商、テルモの3社が認定を受けた。

 アーレスティは今年7月、アーレスティインディア(ハリヤナ州バワル)に日本式ものづくり学校「アーレスティJIM」を開校。第1期生として43人が入校し、1年間のプログラムで一般教養などの座学、英語学習に加え、鋳造や加工、金型や設備の取り扱い方、品質・生産管理や鋳造技術などの実習を行っている。

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