米軍補給廠返還地でフェスタ 21日キンモクセイ無料ライブ

 グルメやスポーツ、音楽、ダンスなど相模原市の魅力を集めた「潤水都市さがみはらフェスタ」が20日、同市中央区の在日米陸軍相模総合補給廠(しょう)の一部返還地で始まった。障害者スポーツをPRするトークショーや市内ラーメン店14店から投票でグランプリを決める「さがみはらぁ麺グランプリ」などが行われている。21日まで。

 ステージでは、日本障がい者サッカー連盟会長でサッカー元日本代表の北澤豪さん、車いすテニスプレーヤーの眞田卓さん、日本車いすテニス協会ナショナルチーム監督の中澤吉裕さんのトークショーが開催された。

 北澤さんは「障害者スポーツに多くの観客が集まることで選手の力になる」と説明。眞田さん、中澤さんは「スポーツを通じて相模原が盛り上がってほしい」と話した。車いすテニスやブラインドサッカーのコーナーが設けられ、多くの人が体験していた。

 高校生のダンス選手権も行われ、市内の高校6校の生徒が日ごろの練習の成果を披露。会場内には50以上のブースが設けられ、市と友好関係にある都市や市内の特産品を販売した。天候に恵まれて多くの家族連れが会場を訪れ、ラーメンや特産品を味わっていた。

 21日には5人組のバンド「キンモクセイ」が地元相模原で10年ぶりのライブを無料で行うほか、お笑い芸人が出演する「サガミハラエッジ芸人バトル」なども行われる。

 会場はJR横浜線相模原駅前で、午前10時~午後5時。入場無料。

元サッカー日本代表の北澤豪さん(右端)らが障害者スポーツの魅力について語ったトークショー=相模原市中央区

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