全国社会人リーグ選手権が開幕!「地獄の5日連戦」を見逃すな

2018年も10月半ばを過ぎ、Jリーグは佳境を迎えた。優勝争いや残留、昇格をかけた戦いが続く。

そしてその一方、茨城県では並び立つほど熱い戦いが行われているぞ。それは「全国社会人リーグ選手権大会」だ!

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国体を開催する町が前年度に行うプレ大会という役割も果たしており、自治体の準備という意味でも重要な意味を持つのだ。

全国の地域選手権を勝ち抜いてきた32チームが一堂に会し、トーナメント方式で頂点を争う。

また、この大会で4位以内に入ったチーム(最大で成績上位3チーム)には来月行われる「地域チャンピオンズリーグ」への出場権が与えられることになっている。

各地域のリーグで優勝を逃したクラブにとっては、これがJFL昇格に向けた「最後のチャンス」でもあるのだ。白熱しないわけが、ない。

その一回戦では、Qolyで幾度となく取り上げてきた「おこしやす京都AC」と、コラムニストの一人でもある能登正人(※敬称略)が所属する「東京ユナイテッドFC」が対決した。

会場はあのカシマスタジアム…の隣にある卜伝の郷運動公園。人工芝グラウンドで熱戦が繰り広げられたぞ。

全社の試合で観客席と屋根があるなんて、なんて豪華なんだ…。

さあ、試合中の映像や写真は規定で記事に使えないので文字だけでレポートするぞ!

卜伝の里運動公園は海に近いということもあってか、観客席から見て左前から右後ろに強い風が吹いていた。

前半、風下のピッチに立つことになったおこしやす京都ACは、ゴールキックがタッチラインを割ったり、ハーフウェーまで戻ってくるなど、不安定な状況を余儀なくされた。

一方、風上の東京ユナイテッドは3バックでおこしやす京都の2トップをマークしつつ、サイドへ早めにボールを入れて攻撃を狙う。

その中で先制したのは東京ユナイテッドだった。コーナーキックから前半22分、元日本代表DF岩政大樹のヘディングがゴール左隅に決まる。

しかしエンドが変わった後半、風上に立ったおこしやす京都ACの反撃が始まる。再会から3分が経ったところで、クロスからの混戦でキーパーがファンブルしたところを見逃さず、脇裕基がゴールに押し込む。

1-1の同点に追いついたおこしやす京都ACは攻勢を緩めない。57分には守屋鷹人が左サイドからのフリーキックを蹴り、誰もがクロスを予想する状況でファーポストに直接決めるゴラッソ!

この報告はアナログすぎるやろ…。

このまま試合は終了し、おこしやす京都ACが逆転勝利を飾った!東京ユナイテッドはほとんど裏を取られずに守ってはいたが、押し切られたという形で敗北。能登正人は先発し、61分までプレーしていたぞ。

全国社会人リーグ選手権は24日まで毎日試合が行われる予定となっており、21日も新浜緑地公園、北海浜多目的球技場、卜伝の郷運動公園、ひたちなか市総合運動公園陸上競技場の4会場で試合が開催される。

北関東で繰り広げられる熱い戦いを見逃すな!

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