漂着ごみ問題 清掃し考える 新上五島でツアー

 漂着ごみについて考えるイベント「海ごみSOSツアー」(新上五島町主催)がこのほど、同町内で2日間あり、県内の大学生ら約40人が清掃活動などに取り組んだ。
 今年で2回目。NPO法人環境カウンセリング協会長崎(長崎市、早瀬隆司理事長)が町から委託を受け、運営を担当した。
 初日は漂着ごみの県内の現状について同協会の会員が講義した。翌日、同町西部の無人島の祝言島で、漂着したペットボトルやポリタンクなどを約13立方メートル分回収。人が立ち入らない場所でも、ごみが集まる状況を確認した。
 長崎大3年の山園大輝さん(20)は「今回の活動を写真などで紹介する機会を設け、ごみ減少につなげたい」と話した。

漂着ごみを集める参加者=新上五島町、祝言島(環境カウンセリング協会長崎提供)

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