MotoGP日本GP Moto2決勝:2019年にヤマハからMotoGP昇格のクアルタラロがもてぎを制す

 MotoGP第16戦日本GP、Moto2クラスは、栃木県のツインリンクもてぎで決勝レースを行い、ファビオ・クアルタラロ(スピードアップ)が優勝した。

 Moto2クラスの決勝レースは気温23度、路面温度35度のドライコンディションで争われた。

 ポールポジションからスタートしたフランセスコ・バニャイア(カレックス)のリードで始まった決勝。クアルタラロは3周目のバックストレートエンドの11コーナーでバニャイアを交わしてトップに立つと、その後、レースをリードする。

 クアルタラロとバニャイアは、後続を引き離してトップ争いを展開。中盤の10周目にはクアルタラロがファステストを記録してバニャイアを引き離そうとするが、バニャイアも次の周でファステストを更新してついていく。

 終盤を迎えてバニャイアが差を縮めるが、勝負をしかけるまでには至らず、クアルタラロが、カタルーニャGP以来となる今シーズン2勝目を記録。バニャイアが2位に続いた。

 3位にロレンソ・バルダッサーリ(カレックス)が入賞。バルダッサーリは中盤からトップを行くふたりからは遅れたものの、単独3位をキープ。グランプリ通算100戦目を表彰台で飾った。

 4番手争いは6人の接戦となったが、中盤すぎに4番手に浮上したミゲール・オリベイラ(KTM)が4位に入賞。5位にアレックス・マルケス(カレックス)、6位にブラッド・ビンダー(KTM)、7位にアウグスト・フェルナンデス(カレックス)、8位にチャビ・ビエルゲ(カレックス)、9位にイケル・レクオーナ(KTM)の順で続いた。10位にルカ・マリーニ(カレックス)が入賞した。

 8番グリッドからスタートした長島哲太(カレックス)はスタートでやや遅れ、1周目を11番手で通過。その後、14番手まで下がったが、挽回し、13位に入賞した。

 チャンピオンシップ争いはランキングトップのバニャイアとランキング2位のオリベイラの差が35ポイント差に広がった。

 以下、Moto2クラス決勝の順位結果。

■MotoGP第16戦日本GP Moto2決勝順位結果

天候:晴れ 路面:ドライ

Pos. No. Rider Team Motorcycle Time/Gap

1 20 F.クラルタラロ MB Conveyors – Speed Up スピード・アップ 41’03.849

2 42 F.バニャイア SKY Racing Team VR46 カレックス +0.445

3 7 L.バルダッサーリ Pons HP40 カレックス +6.672

4 44 M.オリベイラ Red Bull KTM Ajo KTM +11.998

5 73 A.マルケス Estrella Galicia 0,0 Marc VDS カレックス +12.528

6 41 B.ビンダー Red Bull KTM Ajo KTM +12.793

7 40 A.フェルナンデス Pons HP40 カレックス +13.146

8 97 X.ビエルゲ Dynavolt Intact GP カレックス +14.097

9 27 I.レクオーナ Swiss Innovative Investors KTM +14.256

10 10 L.マリーニ SKY Racing Team VR46 カレックス +16.049

11 23 M.シュロッター Dynavolt Intact GP カレックス +18.001

12 36 J.ミル Estrella Galicia 0,0 Marc VDS カレックス +19.666

13 45 長島 哲太 IDEMITSU Honda Team Asia カレックス +20.256

14 77 D.エガーター Kiefer Racing KTM +20.723

15 54 M.パッシーニ Italtrans Racing Team カレックス +23.536

16 87 R.ガードナー Tech 3 Racing テック3 +24.913

17 5 A.ロカテッリ Italtrans Racing Team カレックス +25.067

18 22 S.ロウズ Swiss Innovative Investors KTM +26.733

19 16 J.ロバーツ NTS RW Racing GP NTS +34.332

20 4 S.オーデンダール NTS RW Racing GP NTS +34.519

21 2 J.ラフィン SAG Team カレックス +34.748

22 66 N.トゥーリ Petronas Sprinta Racing カレックス +37.903

23 89 K.パウィ IDEMITSU Honda Team Asia カレックス +38.366

24 57 E.ポンス MB Conveyors – Speed Up スピード・アップ +43.015

25 62 S.マンジ Forward Racing Team スーター +47.112

26 95 J.ダニーロ Nashi Argan SAG Team カレックス +56.945

27 32 I.ビニャーレス Forward Racing Team スーター +1’00.104

28 18 X.カルデルス Marinelli Snipers Team カレックス +1’07.510

– 64 B.ベンスナイダー Tech 3 Racing テック3 1 Lap(リタイア)

– 9 J.ナバーロ Federal Oil Gresini Moto2 カレックス 9 Laps(リタイア)

– 21 F.フリーニ Tasca Racing Scuderia Moto2 カレックス 13 Laps(リタイア)

– 24 S.コルシ Tasca Racing Scuderia Moto2 カレックス 19 Laps(リタイア)

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