高校野球の秋季関東大会で21日、9年ぶりの出場となった神奈川2位の桐蔭学園は、茨城1位の常総学院との1回戦に臨み、主将森が九回にサヨナラ逆転の満塁ホームランを放ち、7―5で勝利した。
桐蔭は2―5で迎えた最終回に敵失で1点を返し、なお2死満塁の場面で森が右翼へ試合をひっくり返す満塁弾を放った。
投げては先発左腕の伊礼が六回まで無失点と好投。七回に3ランなどで5点を奪われ逆転されたが、この回途中から救援の右腕山崎が以降を無失点に抑え、勝機をつないだ。
常総は七回に8番大高が値千金の逆転3ラン。1番斉藤にも適時三塁打が飛び出すなど一気に突き放したが、九回にあと1アウトで終了という場面でタイムリーエラーを犯し、最後のサヨナラ弾を誘発してしまった。
桐蔭は23日に、栃木1位の佐野日大との準々決勝に臨む。勝って4強入りすれば、来春の選抜甲子園出場が濃厚となる。