火事だ!「練習どころじゃない」 高校野球部、延焼を防ぐ“ファインプレー”

©株式会社沖縄タイムス社

 21日午前11時すぎ、那覇市松川の民家2階から煙が出ていると付近住民から通報があった。火は約1時間後に消し止められ、2階の3部屋が焼けたが、けが人はなかった。近くの沖縄工業高校の野球部が消火活動に協力、延焼を防ぐ“ファインプレー”を見せた。

 生徒たちは消火活動や消防車の誘導、地域住民の安全確認などに自主的に取り組んだ。那覇市消防局は野球部員らに感謝状を贈ることも検討している。

 生徒によると、当日朝から練習をしていたところ、煙の臭いがしたので練習を中断。キャプテンの知念聖太(しょうた)さん(17)を中心に、校内の消火栓やホースを使い消火活動に取り組んだ。「怖かったけど練習どころじゃないと思い、みんなで役割分担しました」と知念さん。

 現場に駆け付けた消防士からは延焼被害を防いだとして感謝されたという。消火後も予定通り夕方まで練習に取り組んだ。部員たちは、今後も地域の人たちにさらに応援してもらえるチームにしたいと話し、「来年の春季大会で優勝して監督を胴上げできるよう頑張ります」と意気込んだ。

みんなで協力して白いホースを持ち、消火活動に取り組む沖縄工業高校の野球部員ら(提供)