JFE商事と川商フーズ、ナイジェリアとガーナで社会貢献活動

 JFE商事と川商フーズは9日、毎年恒例となっている社会貢献活動をナイジェリアのオヨ州イバダンで実施した。今年で8回目となるこの活動は、ガーナやナイジェリアで国民食となっているサバのトマト漬け缶に代表される「GEISHA」ブランドの誕生100周年である2011年より継続的に実施。GEISHA缶詰の地域消費者向けに、「次の100年に向けた子どもたちへの教育や食に関する支援をしたい」(同社)との考えで、教育に役立つ机、椅子やノートを寄贈。あわせてGEISHA缶詰も寄贈した。

 今年はナイジェリアの小学校10校、ガーナの小学校4校に対し、机・椅子700セット、ノート1万7千冊、GEISHA缶詰1万2500缶を寄贈。11年からの累計では、学校数176校、机・椅子8230セット、ノート12万冊、GEISHA缶詰12万9千缶の寄贈となる。

 今回はオヨ州の小学校にて寄贈式を開催し、JFE商事からは川商フーズを担当する井原秀幸常務執行役員、川商フーズからは須田昭彦中東川商フーズ社長らが出席。総勢約360人が参列した。井原常務は「60年の長きにわたりナイジェリアの皆様にご愛顧いただき、一番人気の缶詰に育てていいただいたことを感謝するとともに、この寄贈品が子供たちの教育と健康に役立つことを祈念する」と挨拶した。なお、ガーナでの寄贈式は11月上旬に予定している。

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