21日にセリエA第9節が行われ、今季初のミラノダービーが開催された。試合は両チームともに譲らない展開が続いたが、後半アディショナルタイムに劇的なゴールを奪ったインテルが1-0でACミランを撃破している。
試合後、ミランの指揮官を務めるジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が伊『sky』などのインタビューに応じ、敗戦の悔しさを口にした。
「インテルは確かに我々以上の力を示した。ただ、この試合を0-0で終えてくれれば、いくらかポジティブだったんだけどね。我々はフィジカルサッカーが得意ではないが、この試合では十分にやれたと思う。唯一の後悔といえばラスト15分かな。我々はたくさんカウンターを仕掛けることができ、相手にはそれをさせなかった。4、5回はインターセプトからゴールまで迫ったからね。今日最大の後悔だよ」
アーリークロスをマウロ・イカルディに合わせられ、決勝点を許したミラン。このシーンについて、目測を誤ったGKジャンルイジ・ドンナルンマの「致命的な判断ミス」とファンや地元メディアら指摘され、非難が集中しているが、指揮官は若き守護神を擁護している。
「個人に責任を押しつける必要はない。ディフェンスみんなの責任だよ。アバーテもパスをブロックするために早く戻り過ぎていたし、ムサッキオもクロスを読み間違えていた。我々は全員で試合に負けた。決してドンナルンマが理由ではない。我々は正しい勇気を持ってプレイできず、ナイーブになって気を取られていたから失点したんだ」
選手からの信頼が厚いガットゥーゾ監督。こういった細かな選手への配慮が、信頼につながっているのかもしれない。はたして、ミランはこの敗戦を引きずらず、再び勝ち点を積み上げていくことができるのか。