長崎-香港1月19日就航 LCC香港エクスプレス 週3往復、片道平均1万1000円

 長崎県と格安航空会社(LCC)の香港エクスプレスは22日、長崎と香港を結ぶ定期路線を来年1月19日に新規就航すると正式発表した。火、木、土の週3往復で、平均運賃を大人片道1万1千円程度とすることや、運航時刻などを明らかにした。来年3月30日までの便を対象に就航記念セールも実施。セールでは、最低往復運賃を大人6500円に設定している。
 県庁で会見した同社のジョナサン・ハット商務部長は、世界文化遺産「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」など本県の観光資源を挙げ、「活気のある文化や料理があり、多くの香港観光客に人気を博すことができると確信している」と期待を込めた。
 機体の座席数は180。午後1時5分香港発(現地時間)、同5時5分長崎着と、午後7時50分長崎発、同10時5分香港着(同)。就航記念セールは22日発売し、11月4日まで販売する。
 会見に同席した中村法道知事は、訪日客の増加を踏まえ「新しい路線を創出することで誘客拡大、輸出や物流を促進することで経済の活性化も期待したい」と述べた。県は今後、プロモーションなどの支援をしていく考え。
 同社は2013年、LCCとして運航を開始。香港と、羽田や関西など日本10都市を結び、長崎は11番目。九州では福岡、鹿児島、熊本に次いで4番目。長崎線の搭乗率は84~85%を想定している。

長崎―香港線の就航を発表する中村知事とジョナサン商務部長(左)=県庁

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