ミッドウィークにUEFAチャンピオンズリーグが開催され、折り返しとなるグループステージ第3戦を迎える。思わぬ苦戦を強いられている優勝候補の2チームは、今節の勝利で首位浮上となるか。
グループEのバイエルン・ミュンヘンはアウェイでAEKアテネと対戦。バイエルンはアヤックスと勝ち点では並んでいるものの、得失点差で2位に位置している。ゴール量産が望ましいが、キングスレイ・コマンやコランタン・トリソの長期離脱に加え、フランク・リベリ―が負傷により欠場が濃厚。先週に異例の会見を開き一部メディアと今夏に移籍したファン・ベルナトをウリ・ヘーネス会長が痛烈に批判したことが話題となったが、嫌なトピックスや不振から抜け出すにはAEKアテネ戦の勝利は絶対条件だ。
未だ抜きんでたチームが表れていないグループFでは、マンチェスター・シティがシャフタール・ドネツクとの一戦を迎える。初戦ではまさかの敗戦を喫したシティだったものの、8月のケガが全治3ヶ月と言われていたケビン・デ・ブルイネが直近のリーグ戦で奇跡の早期復帰。2シーズン連続のグループステージでの対戦となったシャフタールとの一戦に向け、準備万端となった。ただ、シティには若干の懸念材料も。シャフタールは欧州の大会でイングランド勢相手にホーム7戦無敗の成績を残しており(5勝2分け)、昨季の同カードではシティが1-2で敗戦している。