JECTEC、新たな認証制度 ケーブルの防災性能を評価

 電線総合技術センター(JECTEC、浜松市北区)はケーブルの防災性能に関する新たな認証制度を設けると発表した。既存の試験設備や高い評価ノウハウを活用し難燃性や燃焼時の発煙性などを測定。さらに工場監査も実施する。基準をクリアした製品には証明書を発行。11月1日から受注を開始する予定となっている。

 延焼しづらく有害な燃焼放出物を生成しない電線・ケーブルについて、その性能を第三者機関として確実に担保することが狙い。難燃性や燃焼時の発煙性に加えて、燃焼ガスの酸性度を評価する。品種による制限はなく、すべての電線・ケーブルを新たな認証制度の対象とする。

 今回の認証制度で行われる製品試験は試験機関の能力に関する国際的な要求事項であるJIS・Q・17025に適合するものとして、日本適合性認定協会から認定を受けたものとなっている。

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