【平成の長崎】浦上川のスッポン 平成10(1998)年

 長崎市大橋町の浦上署裏付近の浦上川で、甲羅干ししている数匹のスッポンが近所の人気者になっている。
 スッポンは、晴れた日に石やブロックの上に陣取り、多いときは10匹近く集まるという。通勤時に見ているという男性は「首を伸ばした姿がかわいくて見つけるのが楽しみ。川がきれいになったのか、数が増えたようだ」とほほ笑む。
 ここ数日は気温30度を超える猛暑のため、足は水に入れたまま甲羅をさらす姿が目立つとか。梅雨明け宣言が出たが、スッポンは既に夏ばて気味?
(平成10年7月7日付長崎新聞より)
   ◇   ◇   ◇
【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

© 株式会社長崎新聞社