JFE建材フェンス名古屋「高耐震性フェンス」など拡販

 JFE建材フェンス名古屋支店(支店長・水谷浩氏)は、耐震性の高いフェンスなど高機能タイプの拡販を推進。またJFE建材の営業ネットワーク網を生かしたコラボレーション営業の展開で、中部地区における施工実績の上積みを狙う。先週18日に愛知県内のホテルで開催した中部特約店会の総会で、今年度より投入した新製品などを紹介した。

 今年6月、大阪北部を中心とする大規模地震でコンクリートブロック塀の倒壊による被害が発生して以降、全国各地でプロック塀から軽量の鋼製フェンスに改修する案件が増加している。同社が取り扱う「耐震目かくしフェンス」はフェンス商品として建築基準法の耐震基準(東海地震・震度7を想定)を満たしている随一の商品。愛知県内の小学校や大学など公共関連施設で採用が相次いでいる。

 また、総会では同社の主力商品Jメッシュ用の「分割式後付けベースプレート部品」を紹介。Jメッシュの4種類の支柱(サイズ31ミリ角、50×30ミリ角など)に対して、支柱を固定するベース部品を分割式に改良したことで同一部品とした。立体駐車場などさまざまな傾斜がある立地に対しても対応しやすいベース部品となり現場施工性の向上も期待できる。

 同支店では「公共施設を中心に外構の耐震化を進める引き合いが多く寄せられている。また、自動車関連メーカーの設備投資が増加。高速道路の整備が進められており、JFEグループ力を生かし、需要を確実に捕捉したい」としている。

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