矢崎エナジーシステム、車両運行管理機器で新製品

 矢崎総業グループの矢崎エナジーシステム(本社・東京都港区、社長・矢崎航氏)は22日、車両運行を管理する機器であるデジタルタコグラフの新製品の販売を始めると発表した。一台から簡単に導入可能なことに加えて、ネット解析サービスで業務効率化に貢献できることも特長となっている。

 同社は電線が主力事業だがデジタルタコグラフなどの事業も展開。現在までに45万台を販売しており豊富な実績を有している。新製品の「DTG3α」は、より手軽に導入できる機種を求めるニーズに対応して開発したもの。

 SDカードで車両の運行データを集め、事務所のパソコンに取り付けたリーダーで読み取るシンプルな運用で初めての導入でも手軽に使用できるほか、既存機種と混在して使えるため1台からでも採用できる。

 さらに営業所が複数ある顧客に対しては、各営業所で集めた運行情報を同社のデータセンタに集約し、全社分を一括管理できる「ネット解析サービス」を提供していることも特長となっている。販売台数は年間1万台が目標。

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