東日本以西で気温高い予想 寒気流れ込み弱く 気象庁3か月予報

24日気象庁発表3か月予報 (11~1月の平均気温と降水量) 出典=気象庁HP

 気象庁は24日、11月~来年1月までの3か月予報を発表した。東・西日本と沖縄・奄美は寒気の影響を受けにくく、向こう3か月の気温は高い見込み。また、冬型の気圧配置が長続きしない影響で、東日本日本海側はでは3か月の降水量は平年並みか少なくなりそうだ。

24日気象庁発表3か月予報 (11月の平均気温と降水量) 出典=気象庁HP

11月の天候予想

 偏西風が北へ蛇行して暖かい空気に覆われやすいため、気温は東日本以西で高く、北日本は平年並みか高い見込み。降水量は全国的に、ほぼ平年並みと見込まれる。

24日気象庁発表3か月予報 (12月の平均気温と降水量) 出典=気象庁HP

12月の天候予想

 北日本付近は平年程度に季節風の影響を受けると予想され、気温はほぼ平年並みとなる見通し。一方、寒気の影響を受けにくい西日本、沖縄・奄美は気温が高い予想で、東日本でも平年並みか高い見込み。なお、東日本日本海側は、平年に比べて曇りや雨、または雪の日が少ない予想となっている。

24日気象庁発表3か月予報 (1月の平均気温と降水量) 出典=気象庁HP

1月の天候予想

 東・西日本日本海側は寒気の影響を受けにくく、平年に比べて曇りや雪、雨の日が少ない見込み。一方、北日本日本海側は平年と同程度に寒気が流れ込み、曇りや雪の日が多くなりそうだ。
 
 なお、この時期の天候に影響が大きい北極振動(北極付近と中緯度の気圧が変動する現象)の予想は難しく、現時点では考慮できていない。予報に不確定性があるため、できるだけ最新の1か月予報等を参考にしたい。

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