神奈川歯科大と湘南信金が協定 横須賀

 湘南信用金庫(本店・横須賀市大滝町)と神奈川歯科大学(本部・同市稲岡町)は23日、連携を促進するための協定を結んだ。地域経済支援と歯科医学という互いの専門知識を提供し合い、地域貢献や学生の専門性向上につなげたい考えだ。

 同大で行われた締結式で、同信金の石渡卓理事長と同大の鹿島勇理事長が協定書に調印した。

 石渡理事長は取引先の経営者らを対象に口腔(こうくう)衛生などの講座を開くアイデアを披露し、「歯科大とコラボレーションすることで、新たな展開を地域に示したい」と意欲を示した。

 鹿島理事長は今後、学内で経営学にも力を入れたいとし、「湘南信金と提携できたのは大学の未来構想に合致している。専門外の知識から新たな思考軸をつくれれば」と期待した。

協定書を手に握手する鹿島理事長(左)と石渡理事長=神奈川歯科大

© 株式会社神奈川新聞社