非公表の横浜DeNA、根尾を1位指名へ 複数の競合確実

 25日のプロ野球ドラフト会議で、横浜DeNAは大阪桐蔭高の根尾を1位指名することが有力だ。会議直前まで他球団の動向を含めて高田繁ゼネラルマネジャー(GM)や吉田スカウト部長が検討を続けるといい、吉田(秋田・金足農高)や上茶谷(東洋大)も1位候補に残っている。

 投手と遊撃手の二刀流で甲子園春夏連覇に貢献した根尾に対し、24日までにヤクルト、巨人、中日が1位指名を表明。打力のある遊撃手の獲得が急務なベイスターズも、「甲子園の活躍を見て、言うことはない」(高田GM)と、根尾を高く評価してきた。

 この日、横浜市中区の球団事務所で取材に応じた三原一晃球団代表(50)は「うちは高田GMのポリシーで1位は公表しない。直前まで他球団の情勢も見るし、その場で変わるケースもある。1位の選手が誰になるかが全体の方針を大きく左右する」と説明した。

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