武雄神社で流鏑馬 

「数十年ぶり」歩く馬から矢

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 武雄市の武雄神社で23日、流鏑馬(やぶさめ)が奉納された。雨で馬場がぬかるんだため疾走できす、「数十年ぶり」に歩く馬の上から矢が放たれた。

 毎年10月23日の武雄くんちは好天の日が多いことでも知られるが、今年は朝から雨になった。流鏑馬が始まる午後2時に合わせたように雨は上がったが、馬場の状態は悪く、5人が2回ずつ疾走する馬から奉射する予定を、人が引く馬からの1回だけに切り替えた。関係者は「正確には分からないが、数十年ぶりでは」と話した。

 射手を務めた大曲祐一さん(32)は「射手は10年連続だが初めての経験。ゆっくりなので逆にやりにくかった」と話した。

 武雄神社の流鏑馬は1186(文治2)年、平家討伐を祈願した源頼朝が、天皇の勅使や使者を赴かせ戦勝報告した際、武雄領主の後藤家が奉納したのが始まりとされる。29日には山内町の黒髪神社でも流鏑馬奉納がある。

数十年ぶりに人が引いて歩く馬からの奉射になった武雄神社の流鏑馬=武雄市武雄町