伊藤忠丸紅鉄鋼の社員、アジアパラ大会で銅メダル

 伊藤忠丸紅鉄鋼の社員3人は、10月6日から13日まで、インドネシア・ジャカルタで開催された2018アジアパラ競技大会に出場し、廣瀬順子さんが柔道個人および女子団体で銅メダルを獲得した。

 同大会には、社員の廣瀬順子さん(視覚障がい者柔道女子57キロ級)、廣瀬悠さん(同柔道男子90キロ級)、石浦智美さん(水泳S11クラス/視覚障がい)が日本代表選手に選出された。

 廣瀬順子さんは、個人戦初戦は中国の選手に惜敗したが、三位決定戦で一本勝ちし、銅メダルとなった。「残念だが、調子も悪くない中、力の差を感じた。負けてしまった原因を修正して次につなげたい」と試合を振り返った。また女子団体戦でも銅メダルを獲得した。

 廣瀬悠さんは、個人戦で9人のトーナメント制に挑んだ。初戦でイラン選手に敗退、敗者復活戦で2連勝し三位決定戦に進んだが、惜しくも破れて5位入賞となった。男子団体戦では、悠さんが出場した日本チームは、三位決定戦に進出したものの、カザフスタンに敗退して5位となった。また、水泳の石浦智美さんは7種目に出場し、6種目で自己記録を大幅に更新した。

 会場には連日、同社のジャカルタ駐在員とその家族、現地法人や事業会社の社員が応援に駆けつけ、熱い声援を送った。同社は「2020東京パラリンピックに向けて、引き続きアスリート社員をサポートするとともに、パラスポーツを応援していきたい」としている。

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