菊川工業参画の英国ビル、英・最優秀建築賞を受賞

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 建築物の金属製内外装工事を手掛ける菊川工業(社長・宇津野嘉彦氏)は、イギリス・ロンドンの設計事務所フォスター・アンド・パートナーズが王立英国建築家協会(RIBA)のスターリング賞を受賞したと発表した。10日、受賞対象となった「ブルームバーグ欧州新本社ビル」(所在地・ロンドン)で表彰された。

 スターリング賞は、その年最も優秀な英国建築に贈られる賞で、イギリスで最も権威ある建築賞。今年受賞したロンドン中心部にあるブルームバーグ欧州新本社ビルは、「一世代に一度のプロジェクト」で、菊川工業は内外装ブロンズ工事に参画しており、供給したブロンズの総量は700トン以上。菊川工業の技術提案力、最新設備や新技術を含めた生産体制、実績や品質が評価され大量供給を実現した。

 内外装ブロンズ工事では、菊川工業はファイバーレーザー溶接や摩擦攪拌接合、3次元加工、硫化イブシ仕上げ、3次元設計技術といった自社保有技術を結集させた。ブルームバーグ欧州本社ビルのシンボルでもある内装螺旋階段においては、「つなぎ目のない」意匠がポイントで、このパネルサイズ(最大で幅2600ミリ、高さ2731ミリ、重量が450キロ)を実現するために、材料をつなげて製作する新発想と技術が詰め込まれている。