接見申し出伝えずは違法と最高裁

初判断、拘置所の保護室収容

©一般社団法人共同通信社

最高裁判所

 拘置所で騒いで保護室に収容された男性に対し、弁護人からの接見の申し出を伝えないまま、面会を許可しなかった拘置所の対応が妥当かどうかが争われた訴訟の上告審判決で、最高裁第1小法廷は25日、違法との初判断を示した。

 池上政幸裁判長は「拘禁者が精神的に著しく不安定であるなどの事情がない限り、接見の申し出を伝えないことは、接見交通権の侵害となる」と指摘。福岡拘置所に勾留されていた男性と弁護人の訴えを退けた二審福岡高裁判決を破棄し、審理を同高裁に差し戻した。

 2016年1月の一審福岡地裁判決は「拘置所の対応は違法ではない」と判断。昨年3月の福岡高裁判決も支持した。