現在公式戦10連勝中のアーセナルは、決して守備が強固とは言えない。しかし、それを圧倒的な得点力でカバーできるのであれば問題はないだろう。今のチームにはアレクサンドル・ラカゼット、ピエール・エメリク・オバメヤンと得点王候補が2人もいるのだ。
特に英『Daily Mirror』が絶賛しているのはオバメヤンだ。今年の冬にドルトムントからやってきた快速ストライカーは、少しプレミアリーグの環境に適応するのに苦労した。しかしオバメヤンも加入から半年間はプレミアやロンドンの環境に慣れる時間と覚悟していたことを明かしており、今季に入ってからはすっかりチームのプレイスタイルにフィットしている。
オバメヤンは今年2月のエヴァートン戦でアーセナルデビューを飾り、そこからリーグ戦で計16得点を記録してきた。同時期にオバメヤンより得点を決めている選手はリヴァプールFWモハメド・サラー1人だけとなっており、サラーは17得点を決めている。
今季だけで見ればオバメヤンはリーグ戦で6得点を挙げ、チェルシーMFエデン・アザール(7得点)に次いで得点ランク2位につけている。同メディアのアンケートでは実に96%の人がオバメヤンの得点数が20点を超えてくると予想しており、得点王レースに絡んでくるだろう。
相棒のラカゼットも4点決めており、この2人が揃うアーセナルの攻撃はなかなかに脅威だ。昨季のリヴァプールと同じく、どのチームもアーセナルの攻撃を抑えるのに苦労することになるかもしれない。