ブルージェイズ 人員余剰気味の内野手をトレードで整理か

ブルージェイズは故障により今季を全休したトロイ・トゥロウィツキーが来季は戦列に戻ってくる見込みであり、内野手が人員余剰気味となっている。今オフはトレード市場において、余剰戦力となった内野手をトレードの駒として戦力補強に動くことになりそうだ。

現在、ブルージェイズは40人ロースター内に9人の内野手がおり、二塁、三塁、遊撃の3ポジションに対してトゥロウィツキー、アレドミス・ディアス、ブランドン・ドルーリー、ルルデス・グリエルJr.、ヤンハービス・ソラーテ、デボン・トラビスと6人のレギュラー候補を抱えている状況だ。よって、ソラーテの年俸550万ドルの球団オプションは行使されない見込みだが、有望株のブラディミール・ゲレーロJr.のメジャー昇格が目前に迫っていることを考えると、ソラーテ放出だけでは人員余剰は解消されない。MLB公式サイトでブルージェイズの番記者を務めるグレガー・チズホルムは、魅力的なオファーがあった場合にトラビス、ドルーリー、ディアスのいずれかがトレードで放出される可能性があることを伝えている。

また、正一塁手のジャスティン・スモークの年俸800万ドルの球団オプションが行使された場合、一塁と指名打者の2ポジションに対してスモーク、ケンドリズ・モラレス、ラウディ・テレズと3人のレギュラー候補を抱えることになる。メジャーデビュー後の23試合で打率.314、4本塁打、OPS.943と結果を残したテレズに出場機会を与える方針ならば、スモークとモラレスのいずれかはトレードで放出される可能性が高い。

さらに、チズホルムはブルージェイズがフリーエージェントとなるマルコ・エストラーダと再契約を結ぶ可能性が低いことを伝えている。今季のエストラーダの年俸は1300万ドルであり、エストラーダが年俸を下げた形での再契約を望んだとしても、防御率5.64に終わった35歳のエストラーダ以上の成績を期待できる投手はフリーエージェント市場に多く存在する。チズホルムはブルージェイズがより安価な選択肢を求める可能性が高いと考えているようだ。

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