リアルミュート獲得を狙うブレーブス トレードの対価は?

昨オフからトレード市場の注目株の1人となっているJ.T.リアルミュート(マーリンズ)。もしマーリンズがメジャーを代表する好捕手の放出を決断すれば、ブレーブス、ナショナルズ、フィリーズ、アストロズなどが獲得に動くことが予想されている。MLB公式サイトでブレーブスの番記者を務めるマーク・ボウマンは、ブレーブスがリアルミュートを獲得する際に必要な対価について分析している。

ボウマンはマーリンズにとってブレーブスが最適のトレード相手となる可能性を指摘している。なぜなら、投手の有望株を豊富に抱えるブレーブスは、マーリンズが求めるであろう若手投手主体の魅力的なパッケージを提示できる可能性が高いからだ。

MLB公式サイトのプロスペクト・ランキングのトップ100に目を向けてみると、ブレーブスの投手ではマイク・ソローカ(20位)、カイル・ライト(29位)、イアン・アンダーソン(34位)、トゥキ・トゥサント(40位)、ルイス・ゴハラ(78位)、ブライス・ウィルソン(96位)、コルビー・アラード(100位)の7人がランクイン。来季の先発ローテーションはマイク・フォルティネビッチ、ケビン・ゴーズマン、ショーン・ニューカムの3枠がすでに埋まっており、ブレーブスがエース級の先発投手の獲得を考えていることや、実績十分なフリオ・テーランらが控えていることを考えると、これらの有望株を放出する余裕は十分にあると見ていいだろう。ブレーブスがトップ100にランクインする有望株投手のなかから2~3人をパッケージに含めれば、対抗できるチームはほとんどないはずだ。

また、ボウマンはブレーブスがトレード市場で獲得に動く可能性のある選手としてザック・ウィーラー(メッツ)とスターリング・マーテイ(パイレーツ)の名前を挙げている。ウィーラーは来季が契約最終年であり、メッツがポストシーズン進出を目指さないのであればトレード要員となる可能性が高い。一方、フリーエージェントとなるニック・マーケイキスの穴埋め役となり得るマーテイは、球団オプションを含めると2021年までパイレーツとの契約が残っており、こちらはブレーブスが提示するパッケージ次第ということになりそうだ。

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