宮市亮が劇的な復活を遂げ、再び注目度が高まるザンクトパウリ。その試合で着用したアウェイキットは、宮市の“復帰ユニ”として記憶に残ることだろう。
今季のアウェイとサードの両キットは、流石というべきか、どちらも“型にはまらない”デザインが面白い。
St. Pauli 2018-19 Under Armour Away
今季のアウェイキットは、まるでマスキングテープを細かく切り貼りしたようなストライプが特徴的。ホワイトを基調にブラウンのストライプは90年代に多く見られたが、最近では2011-12シーズンのホームキットにも使われていた。
前面とは異なり、背面はホワイト一色。首元にはレインボーカラーのテープを配する。
コンプリートルックはこんな感じで、パンツはホワイト、ソックスはホワイト/ブラウンのストライプ柄をが基本スタイル。
第6節インゴルシュタット戦で公式戦復帰を果たした宮市は、このキットを着て劇的な決勝点を挙げた。
St. Pauli 2018-19 Under Armour Third
サードキットは胸にダークグレーのラインを当て、その上にエンブレムなどをプリント。よく見るとメーカーロゴとエンブレムの部分は、チームのシンボルマークであるトーテンコップ(ドクロ)の「目」を描いている。
背面はブラック一色なので、首元のレインボーカラーのテープが際立つ。
この6色のレインボーカラーはLGBTの象徴。ザンクトパウリはLGBTの尊厳を尊重し、性的マイノリティへの差別に反対の立場を表明。その意思表示として各キットにレインボーカラーのテープを付けている。