慢性膵炎にタンパク質2種が関与

近畿大が特定、治療法の開発期待

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近畿大チームの研究成果のイメージ

 過度の飲酒などで膵臓に炎症が生じ、進行すると消化不良に伴う下痢、糖尿病などを引き起こす慢性膵炎の発症に、サイトカインと呼ばれるタンパク質2種類が関わっていることが分かったと、近畿大の渡辺智裕准教授(消化器内科学)らのチームが26日付の海外科学誌電子版に発表した。

 サイトカインは細胞から分泌され、免疫反応などに関与する物質で、働きを抑えられれば、新たな治療法や予防法の開発につながる可能性があるとしている。

 チームによると、慢性膵炎になると膵臓がんのリスクも高まる。飲酒、喫煙も関与するとされるが、詳しい発症メカニズムは不明。根治療法は見つかっていないという。